世界遺産のホイアン
ベトナム中部クアンナム省の都市、ホイアンは、ダナンの南方30キロ、トゥボン川の河口に位置する古い港町です。中国人街を中心に古い建築物があり、1999年には「ホイアンの古い町並み」としてユネスコの世界遺産に登録されています!
ホイアンは、チャンパ王国時代から続く古い港町で、16世紀ごろに「ホイアン」(越:Hội An・英: Hoi An, チュノム:會安)という名称が付いたといわれています。
16世紀末以降には、ポルトガル人、オランダ人、中国人、そして日本人が来航し、国際貿易港として繁栄しています。
1601年には広南阮氏が徳川家康に書簡を送って正式な国交を求め、江戸幕府との取り引きが急速に拡大したという歴史を持っています。約30年間にわたる朱印船貿易が行われ、ホイアンには大きな日本人街や中国人街が形られました。
1623年にはオランダ東インド会社の商館も作られ、繁栄しましたが、間もなく江戸幕府の鎖国により日本人の往来は途絶え、オランダの商館も1639年に閉鎖。
17世紀後半、清朝と鄭氏台湾との対立から遷界令が出され、さらに交易は停滞し、かつての繁栄は失わるようになりました。
1770年代には西山(タイソン)党の乱により、ホイアンの町は完全に破壊されましたが、やがて再建され、19世紀まで繁栄しました。
しかし、ホイアンと海を結ぶトゥボン川に土砂が堆積して浅くなり、港町としての繁栄はダナンに移りました。
その一方で、ホイアンの街並みは残され、ベトナム戦争時代にも破壊されずにすんだたため、かつての繁栄ぶりをそのまま、現在に伝えています。
1999年にユネスコの世界遺産に登録された理由もここにあります。
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ホイアンの主な建築物
- 来遠橋(日本橋)
- 中国風の屋根付橋ですが、1593年に日本人が建設したと伝えられています。
- クアンコン寺(関帝廟)
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- 潮州会館
- 潮州系華人の会館です。
- 福建会館/dt>
- 1773年に建設された華人の会館です。
- 広肇会館(広東会館)
- 1786年に創建された広東系中国人の会館。
- 海南会館
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- クアンタンの家(チャンフー通り77番の家)
- 約380年前に建てられた中国家屋です。
- タンキーの家
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- フーンフンの家
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ホイアンの詳細地図
ホイアン / Hoi Anへのアクセス
空路・飛行機・空港
- ダナン国際空港
- ホイアンへの最寄の空港は、ダナン国際空港となります。日本からダナンへの定期直行便は無いため、空路でハノイ(ノイバイ国際空港)、あるいはホーチミン市(タンソンニャット国際空港)に飛び、ダナン国際空港行きの国内線(殆どがベトナム航空の国内線)を利用する形となります。
- ダナン国際空港からホイアンへのアクセス
- ダナン国際空港には、路線バス・バス停・バイクタクシーはありません。そこでタクシーの利用となります。ダナン国際空港到着口付近に、メータータクシーが待機しています。所要時間はメータータクシーで約50分、料金は約25万VND。
陸路・鉄道・列車・長距離バス
- ベトナム鉄道南北線(統一鉄道)
- ベトナム鉄道南北線(統一鉄道)に乗車し、ダナン駅下車。
- 長距離バス
- ハノイやホーチミンなどの主要都市からダナン行きの長距離バスが運行しています
- ダナン・バスターミナルからは、ホイアン行きの黄色い塗装をしたバスが運行しています。終点のホイアンバスターミナルで下車。料金は約7,000ドンですが、運転手によっては「外国人料金」をふっかけてくるケースや、バス車内で盗難もあるので、要注意です。
- バイクタクシー
- バイクタクシーを使う方法もありますが、万が一、事故にあった場合、補償は期待できません。