スリランカの仏教の聖地キャンディ / Kandy
セイロン島の中央に位置するキャンディは、スリランカの仏教の聖地であり、シンハラ人による最後の王朝のキャンディ王国(1469年~1815年)の最後の都として栄えた古都です。現在でもスリランカ中部の中心的な都市です。
ちなみに「Kandy」とはシンハラ語で「山」を意味する「カンダ」から来ています。「大都市」を意味するマハー・ヌワラ (මහ නුවර/ Maha Nuvara)とも呼ばれる都市です。
キャンディの市街は標高465 mのスリランカ中央高地にあり、旧王朝の行政府とキャンディ湖の二つの地域の周りに広がっています。
キャンディの街なかに広がる湖のほとりには仏陀の犬歯があるとされる仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)があり、スリランカの象徴として篤い信仰を集めています。
記録によると、仏歯は4世紀にインドのカリンガ国からもたらされ、アヌラーダプラのダンマチャッカ(法輪堂)におさめられて祀られ、王権の権威を保証する証となったそうです。
これ以後、王都が移動するたびごとに、この仏歯も移動して、現在はキャンディの仏歯寺に納められています。仏歯は仏陀の聖遺物の仏舎利として崇拝されると共に、強い力を持つものとして神のように祀られたそうです。
7~8月の満月を中心に行われる盛大なぺラヘラ祭では、この仏歯が象の背中に乗せられて、神々の象徴である武器と共に町中を練り歩きます。世界中から観光客が訪れるお祭りとして有名です。また、披露される伝統芸能キャンディアン・ダンスは、普段も市内各所のステージで上演されています。
なお、キャンディは、その歴史的な重要性から1988年に「聖地キャンディ(Sacred City of Kandy)」としてユネスコ世界遺産に登録されています。
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キャンディ旅行写真ギャラリー

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キャンディの詳細地図
キャンディの旅行・観光スポット
- 仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院 / Sri Dalada Maligawa )
- 仏歯が奉安されているスリランカで最も重要なお寺です。 キャンディ王朝のキャンディ様式のお寺で、夕方の荘厳で美しい光景は特筆ものです。7月の満月の日を中心に象が練り歩くペラヘラ祭りが有名です。
- キャンディ国立博物館( National Museum of Kandy )
- ダラダー・マーリガーワ寺院 (仏歯寺)の裏手にあり、 かつての王妃の宮殿だった建物を博物館として1942年にオープン。
- キャンディ王宮(Royal Palace of Kandy)
- キャンディ王国時代の宮殿。 16世紀末にウィマラ・ダルマ・スリヤ1世がダラダー・マーリガーワ寺院(仏歯寺)などと同様の時代に建築したヨーロッパ調の建物です。建物の大部分は考古学博物館として公開されており、一部はイギリスの公的機関として使用されています。
- ペーラーデニヤ植物園(Peradeniya Botanical Garden)
- もともと14世紀にパラークラマ・バーフ1世が王妃のために作った庭園です。 イギリス占領下の1821年に現在の植物園として開園。園内には四千種類以上の植物があり、著名人による植樹としてエドワード7世などによるものがあります。
- キャンディシティセンター http://www.kandycitycentre.lk/
- ) 新しくオープンした近代的なショッピングモール。おみやげ購入も便利です。
- キャンディマーケット
- ) 活気あふれる街のマーケットです。
- ゾウの孤児院
- ケーガッラ郊外にあるゾウの孤児院です。