ヒストリカル・シティと呼ばれる歴史の街、マラッカ
マレー半島西海岸南部にあるマラッカ海峡の真ん中に位置する港湾都市、マラッカは、東西交通の要衝として栄えてきた古い歴史を持つ街です。インドネシアのスマトラ島からやってきたパメスワラ王子が1396年にマラッカを首都としたマラッカ王国を建国。その後、スルタンが支配するマラッカ王国は栄え、15世紀の後半にはイスラム教の影響を強く受けています。
その後、16世紀になるとポルトガル、オランダ、イギリスなどのヨーロッパ列強がマレー半島に進出。1826年、イギリスがペナン、マラッカ、シンガポールを海峡植民地として首都をマラッカに置きました。
1957年8月31日、446年にも渡った植民地支配のくびきから放たれ、マラヤ連邦(現マレーシア)として独立。初代総理大臣となったトゥンク・アブドール・ラーマン首相が「メルデカ(独立)」を宣言したのも、マラッカでした。
マラッカは、こうした歴史的経緯から「ヒストリカル・シティ・マラッカ」と呼ばれるマレーシアの古都という顔を持っています。マラッカの街並みは、ヨーロッパ列強国に支配されたことから、マレー文化とヨーロッパ文化が融合した独自のもの。2008年7月には、マラッカの歴史的な街並みが、ジョージタウン(ペナン)と共にユネスコの世界遺産に登録されています。
マレーシアが凝縮したマラッカ
さて、マラッカ州は三つの行政区に分われています。中央に位置するのがヒストリカル・シティとしての市内中心部を含む都市、マラッカです。東部がアローガジャ / Alor Gajah 地区、西部がジャシン / Jasin 地区。マラッカ州の北東部はネグリセンビラン州、西南部はジョホール州です。
マラッカの市内の中心部で歴史的な街並みを堪能できる他、足を伸ばせば、熱帯雨林が生い茂るジャングルから、トロピカルフルーツの果樹園、マレーの伝統的な家屋、マラッカ海峡を望むホワイトサンド・ビーチなど、様々なマラッカの顔を見ることができます。
実際、マレーシア政府観光省のキャッチフレーズに「マラッカを旅行することは、マレーシアを旅すること」とあるように、多くの民族、多くの宗教が混在したマレーシアをギュッと凝縮した街がマラッカです。
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Malacca Mosque / Marufish

View from Malacca Town Hall / Balaji Dutt

Stadthuys – Dutch Town Hall in Malacca / Balaji Dutt

Choo Hoon Teng (Regenerated) / JasonDGreat

Malacca / Aizuddin Saad!

Malacca / e_chaya
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マラッカ旅行写真ギャラリー
18, ‘type’ => ‘public’, ‘tags’ => ‘Malacca,travel’)); ?>マラッカの旅行・観光スポット
- オランダ広場 / Dutch Square
- マラッカ観光のスタート地点になる広場です。噴水を中心に、教会や時計台、旧総督邸等オランダ時代の建物が並んでいます。
- スタダイス / Stadthuys
- オランダ建築の代表例である木造のキリスト教会の隣に建つ、旧総督邸です。現在はマラッカの歴史博物館となっています。マラッカ王国時代、ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地時代、日本の占領時代、そしてマレー連邦として独立するまでのマラッカの歴史が展示されています。
- セント・ポール教会 / St. Paul`s Church
- セントポールの丘にポルトガル人によって建てられた教会跡です。現在は外壁と内部に当時のポルトガル人の墓石が残されています。日本にも布教に来たフランシスコ・ザビエルの像も建っています。セントポールの丘からは、マラッカの街を見渡せる絶好のポイントです。
- サンチャゴ砦 / Porta de Santiago
- 1511年にオランダとの戦いに備えて、ポルトガルの総督によって建てられた砦で、マラッカのシンボル的存在です。防壁は19世紀にイギリスによって取り壊され、現在は石造りの門と大砲のみが残されています。
- ババ・ニョニャ ヘリテージ博物館 / Baba Nyonya Heritage Museum
- プラナカンの富豪邸宅を博物館として公開。 巨万の富を築いたプラナカンの人々の豪華絢爛な調度品、マラッカに渡ってきた初期の頃の中国人の生活様式を伝える日用品など当時の生活の様子を展示してます。
- ジョンカー通り / Jonker Street
- マラッカのメインストリートです。道にはアンティークショップやレストラン、 カフェなどが並んでおり、土曜の夜はナイトマーケットが開催されます。
- ヒーレン通り / Heeren Street
- 「億万長者通り」と呼ばれる通りで、昔、富を築いたプラナカン達の豪邸がズラリと並んでいます。
- チェン・フー・テン(青雲亭)寺院 / Cheng Hoon Teng Temple
- 1646年に建てられたマレーシア最古の中国寺院です。中国南部の様式を取り入れ、屋根や内部は、陶磁などで美しい装飾が施されています。
- テスコ
- セントラル・バスターミナルの近くにあるハイパーマーケット。陸橋を渡って行くことができます。
- マラッカ・スルタン・パレス / Malacca Sultanate Palace
- マラッカ王国時代のスルタン(王)の王宮を再現した木造建築の建物です。内部はマラッカ文化博物館 (Cultural Museum of Malacca) になっており、当時の様子や、マレーシア各州の民族衣装などを展示しています。
- マラッカ動物園 / Zoo Melaka
- マレーシア国内で2番目に大きい動物園。54エーカーの敷地に175種以上の動物がいます。
マラッカの詳細地図
マラッカ / Malaccaへの移動・交通アクセス
- 鉄道 / 列車
- セントラル・クアラルンプール駅からマレー鉄道 / KTM に乗り、マラッカの最寄り駅であるタンピン駅まで、要時間約2時間。ただし、タンピン駅はマラッカ市内の北北東約35km離れた所にあるため、さらに、タンピン駅からタクシーでマラッカ市内まで約1時間かかります。
- シンガポールのチャンギ空港からマレーシア・マラッカ行きの国際長距離バスに乗り、所要時間約4時間30分でマラッカに到着します。
- 長距離バス
- マラッカ市の郊外にあるセントラル・バス・ターミナルには、クアラ・ルンプール、ジョホール・バル、イポー、シャー・アラム、スレンバンほか、主要各都市、さらにシンガポールとの間にも長距離バスが運行しています。 ダッチ・スクエアなどに移動するには市内バスやタクシーへの乗り換えが必要です。
- クアラ・ルンプール国際空港からもバスが運行。空港リムジンサービスの利用も可。
- 車 / タクシー
- クアラルンプールからタクシーを利用した場合、所要時間は約2時間、料金は約RM200が目安。